阿弥陀如来の本願は
かならず救うまかせよと
南無阿弥陀仏のみ名となり
たえず私によびかけます
このよび声を聞きひらき
如来の救いにまかすとき
永遠に消えない灯火が
私の心にともります
如来の大悲に生かされて
御恩報謝のよろこびに
南無阿弥陀仏を称えつつ
真実の道を歩みます
この世の縁の尽きるとき
如来の浄土に生まれては
さとりの智慧をいただいて
あらゆるいのちを救います
宗祖親鸞聖人が
如来の真実を示された
浄土真宗のみ教えを
共によろこび広めます
「浄土真宗の救いのよろこび」は『領解文』のよき伝統とその精神を受け継いで、浄土真宗の救い、信心のよろこびを自ら口に述べる文章です。 ご家庭における日常の勤行や、寺院における法座のご縁など、さまざまな場面で繰り返し用いて、み教えに出あえたよろこびを深めていただければと存じます。