令和3年(196回)高島組「講釋」のご報告

3月26日から28日の三日間に渡る第196回高島組講釋を、安曇川町田中(南市)の眞光寺にて勤修致しました。

新型コロナウイルス禍ということもあり、多くの方の参拝が予想されるお逮夜法要の会場に藤樹の里文化芸術会館を使用し、講釋とお初夜法要を眞光寺にて勤修致しました。感染者を出さないように、参拝者が安全かつ安心して参拝して頂けるように、普段以上の十分な感染対策しつつ、無事に満講に至ることができました。

 

ご講師には、元龍谷大学大学院教授、現客員教授で本願寺派布教使の貴島信行師(大阪市真行寺ご住職)にご出講頂きました。

 

講釋では、「真宗の伝道を学ぶ」を講題に、「釈尊における伝道の成立」から「教化と伝道」、浄土真宗の伝道の中心となる「聴聞の意義」「自信教人信」「学仏大悲心」に至るまでお聞かせ頂きました。改めて、浄土真宗の根本である「聞法」と「伝道」こそが、お寺で大切であると再確認させて頂きました。このコロナ禍だからこそ、伝道力が活きてくる、と今大切にすべきことを気づかせて頂きました。

 

ご法話では、「生死を超える道」と題して、お取りつぎ頂きました。前門さまのご巡教の随行布教使をされていたお話や、ご門徒の方々や恩師とのお話などを通して、浄土真宗のみ教えに心を寄せる私たちの歩む道を再確認させていただきました。また、愚者の救いを説く教えである浄土真宗のみ教えをお聞かせ頂く中で、阿弥陀さまの大いなるお慈悲のお心にいだかれていることを慶ばせて頂き、ただただお念仏申させていただく有難いご法縁となりました。

同時に、このコロナ禍だからこそ、親鸞聖人が命懸けで伝え続けてくださった浄土真宗のご法縁の灯を、私たちが引き続きしっかりとまもり続けていかないといけない、と決意新たにさせて頂くご縁でした。

 

多くの方々のお力と支えにより、無事に勤められましたことに感謝のお念仏申しあげます。

南無阿弥陀仏