10.中陰法要(ちゅういんほうよう)

  • 中陰とは、故人が亡くなった日(命日)から数えて、七日目を初七日といい、七七日(四十九日)までを言います。
  • 浄土真宗における中陰とは、亡き人への追善湯用ではなく、亡き人を通して世の無常のことわりを自分の身に受け止め、亡き人を偲ぶとともに、その遺徳を思い、さらには人間に生まれてきたことの意義を問い、人生の真実にふれるべく、教えを聴聞していく期間であると心得て勤めるようにしましょう。
  • 初七日法要は、故人が亡くなって七日目に勤めるものですが、最近では参列する親類縁者の都合も考え、葬儀当日に勤めることが多いようです。
  • 満中陰は七七日に勤めます。中陰に関するいろんな迷信が言われますが、迷信や俗信に惑わされないようにしましょう。
【亡くなられてからの一年間】
  • 初七日・・・命日を入れて七日目
  • 二七日・・・初七日の一週間後
  • 三七日・・・二七日の一週間後
  • 四七日・・・三七日の一週間後
  • 月 忌・・・命日から一か月後
  • 五七日・・・四七日の一週間後
  • 六七日・・・五七日の一週間後
  • 満中陰・・・六七日の一週間後、命日を入れて四十九日目
  • 百ヶ日・・・命日を入れて百日目

 

※中陰法要は、上に示す当たり日に勤める本日勤め(ほんびづとめ)と
その前日に勤める逮夜勤め(たいやづとめ)があります。
地域によって違いますので、詳しくは住職に聞いて下さい。