03.亡くなったとき

【連絡等】
  • 医師に診てもらって、死亡診断書を作成してもらいます。
  • 願い寺に連絡し、臨終勤行(枕経)を依頼し、住職の指示をあおぎましょう。
  • 葬儀社に連絡する場合は、願い寺(浄土真宗本願寺派〇〇寺)を必ず伝えて下さい。
  • 葬儀の日時は、遺族・親族などと十分相談し、またお寺さんの都合を聞き、日時を決めます。
    一般に言われる六曜(友引・仏滅等)は関係ありません。
  • 市役所へ死亡届等(死亡診断書と一枚になった書類)を提出して、火葬場の手配を依頼して下さい。
  • 葬儀社と話をする場合、葬儀社の用意するものの中には、浄土真宗と関係ないものがありますので注意してください。
    (必要のないもの)
    帷子、三角頭巾、脚絆、六文銭、位牌、塔婆、お膳、忌中札、清め塩、巻き線香、花ローソク、葬儀の時のおしぼりなど
  • 必要のないものについては、最初にはっきりと「いりません」と、葬儀社に言って下さい。

【お仏壇のお荘厳】
  • 仏壇を清掃し、普段の荘厳をします。荘厳は三具足(花瓶1、ローソク立1、香炉1)にします。
  • 仏飯を、仏飯器に盛ります。
  • 仏花は色花を用いず、樒(何本でもよい)または、常緑樹にして下さい。
  • 打敷は、白地または銀色にします。(打敷の裏でも可)


【遺体】
  • 遺体を仏間に安置します。しかしそれができない場合は、こだわる必要はありません。(納戸など、他の部屋でも可)
  • 遺体に、いわゆる死装束は必要ありません。また、着物の左前もしません。
  • お釈迦さまが亡くなられた時、頭北面西に臥しておられたところから、それにならって、遺体をなるべく北枕にして下さい。しかし、部屋の都合でできない時は、こだわる必要はありません。
  • 合掌の姿で両手に念珠をかけて下さい。
  • 遺体の上には、魔除けのための守刀などは置かず、また、枕元には一膳飯、枕団子、水等は供える必要はありません。
  • 枕元に、香卓とその上に香炉を置きます。
  • 床の間には、南無阿弥陀仏の六字名号の掛け軸があれば掛けましょう。西国霊場巡拝譜等は掛けないで下さい。また、掛け軸、額などに白紙をはったり(紙封じ)、逆さ屏風などはしません。